明るい毎日

今日も明日も楽しく笑顔で。

【2019年11月】ありがとう巡礼

2019/11/16

「ありがとう巡礼」に参加しました。

あれから1ヶ月近くが経ち、今更感が半端ないけれど、
振り返ってみようと思います。

 

 

今回の巡礼を一言で表すと
”夢がひとつ叶い、夢がひとつ生まれた”

そんな1日になりました。

 

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※ありがとう巡礼についてはこちらから 

akaruimainiti.hatenablog.com

 

待ち望んでいた「今日」

 

まずは、叶った”夢”についてお話させてください。

 

今回、私が叶えることができた夢は
「家族3人で巡礼に参加すること」

 

初参加の時からずっと「一緒に行こう」と誘っていたのですが、
夫はまったく興味がなくって、いつも「俺には無理やわ〜」と断られていました。

 

寂しいなと思いつつも、
私とは違う夫の感性もそれはそれで好きやな、と思っていたので、
「私が家族を代表して歩こう」と1人で参加し始めました。

それでもやっぱり
夫婦で、家族で参加されている方を見ると
「いいなぁ」とうらやましく感じていて、

だけど、そこに執着すると、悲しくなってしまう気がして、
「うちはうち、よそはよそ」と、小さい子供をなだめるように、
自分に言い聞かせていたように思います。

 

娘が生まれてからは、
「一緒に来て手伝って欲しいな」と思いつつも
夫は娘を巡礼に連れて行くこと自体、あんまりよく思っていなかったので、
「今回はどうやって娘を連れて行くことを納得してもらおうか」
ということで頭がいっぱいでした。

 

毎月、参加申し込みのタイミングで、お互いの想いを話し合いながら、
その時その時の選択を重ねていた、ある夏の日。

 

「涼しくなったら俺も行こうかな」

 

 夫の口から、そんな言葉が出てくるとは思わなくて
驚いて何度も聞きなおしました。

何度聞いても夫の言葉は変わらなくて、

 

「とにかく1回、行ってみるわ」


とても嬉しくて、
その時からこの日を楽しみに楽しみに待っていました。

 

 

今回の巡礼の始まり

 

今思えば、今回の巡礼は、
あの夏の日から始まっていたのかもしれません。


涼しくなるまでに夫の気持ちが変わったらどうしよう、
一緒に行ってくれても夫が楽しめなかったらどうしよう、

 

などなど。

 

余計なこと(マイナスイメージ)が
何度も頭によぎったりもして。


それでも、そうやって考えることは
「夫とのコミュニケーションを大切にしなよ」という
メッセージのような気がして、

「素直に、正直に、愛をもって」

そんなイメージで夫と関わろうと、
時折ケンカしながらも、日々を過ごしていました。
 

 

そして、巡礼まであと1週間となった週末。
夫と娘が熱を出しました。

その数日前には私が寝込んでいて
その風邪を夫と娘がもらってくれたかたちで
2人同時にダウンしてしまいました。



幸い、2人ともすぐ熱が下がり、長引くことはなかったのですが、
娘の体調(お腹の調子)がずっとイマイチで、

「巡礼に連れて行ってもいいんかな」と悩み始めました。



娘を連れていけない、となると
夫に娘を頼んで、私1人での参加になり、
家族3人で歩けない。

夫は寒いのも嫌だろうから
来月(12月)は参加してくれるか分からないし
そしたら一緒に歩ける日はいつになるの??
せっかく3人で歩けると思ったのに!!!!

 

と、頭の中を色々な想いがぐるぐる巡りました。

風邪菌を持ち込んだ自分を責めたり
先月一緒に歩いてくれなかった夫を責めたり
私たち夫婦のパートナーシップについて不安になったり

どうしよう、どうしようと
頭の中が大忙し!

そんな時にパッと浮かんだのは
巡礼でお世話になっている、まいちゃん。
鍼とアロマの治療院をされていて
体のことをよく知っているママさんです。

まいちゃんに電話して
自宅でできるケアを教えてもらって、
念のため、もう一度病院にも行って、
先生から「大丈夫」の一言をもらって、

巡礼前日の夜、やっと、
「予定通り3人で行こう」と決めることができました。



決めてから動く

そんなこんなで始まった3人での巡礼は、
すこぶる順調でした。

朝起きてみたら、娘のお腹の調子も
「あれ?普通やん」みたいな感じで、
昨日までのアタフタはなんやったんや!と思ったくらい。

そして、夫と一緒に歩く巡礼は、
いつもの何倍も安心で、楽しくて、
娘も終始、ご機嫌でいてくれました。

 

「とにかく”決めること”が大事なんやな」


今回の巡礼で学んだのは、ここやなぁと思います。

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 「共に歩く」ということ

今回の巡礼に出かける時に
ひとつ、決めたことがありました。

「共に歩く」ってどういうことか、
今日の私の答えを、歩き終わるまでに見つけること。

 夫を巡礼に誘いながらも、
どうしてそんなに夫と一緒に歩きたいのか、
「共に歩く」ってどういうことなのか。

「よく分からん!」と思っていました。


その答えはきっとたくさんあるだろうし
「これが正解」ってないだろうし

もしかしたら考えることにも、
答えを出すことにも意味がないのかもしれないけれど、
今の私にとって何なのか知りたいなって、思ったのです。

 

みんなと歩く時間は
私にいろんな答えをくれました。

 

その中で、1番しっくりきたのが、

「共に歩くとは、”想いを伝え合う”ということ」

という答えでした。


どうやら私は、夫に、
伝えたい想いがたくさんあるようです。


そのために、
巡礼に来てもらって、一緒に歩いて欲しい。
そう感じているんだと思います。

 

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新たに生まれた夢

ブログ冒頭で、今回の巡礼は、

“夢がひとつ叶い、夢がひとつ生まれた“と書きました。

 

次は「新たに生まれた夢」について

お話しさせてください。

 

11月は、私たち夫婦の結婚記念日でした。

3年前の11月に入籍して

2年前の11月に結婚式を挙げました。

 

今年もまた結婚記念日が近づくにつれて

私の中にある想いが芽生えました。

 

「もう一度、結婚式がやりたい」

 

というのも、私にとって、

2年前の結婚式は幸せな記憶、というより

つらかったなぁという苦い記憶です。

 

結婚式を挙げた頃

私は流産した後で人前に出たくなくて、

「おめでとう」「ありがとう」というやりとりが笑ってできるような心境にはなく、

 

それに加えて、私の実家の状況も

「結婚式してもいいのかな」と悩んでしまうような状況でした。

 

夫とも何度も話し合って

「結婚式を中止にしたい」と何度も頼みましたが、
結婚式は夫の夢のひとつでもあったし、夫の両親、家族のことも考えると、
「中止」という選択を、夫も私もできませんでした。

 

今思うと、自分の気持ちだけを考えて、さくっと「中止」を決断すればよかったし、
そうでないなら、笑顔でその日を迎えられるよう動けばよかったのに、
と当時の自分に言いたいことがたくさんあるけれど、

 

その時はいろいろな事情に自分を板挟みにして、
苦しい想いを抱えながら、
結婚式当日までの日々をびくびくしながら過ごしていたように思います。

 

いろいろなことが落ち着いた今、
この頃のことが本当に残念で、悲しくて。

 

私は、この思い出を、この頃の私を、
ちゃんとしっかり癒してあげたいなと思っています。

 

だから今度は、
「楽しみで仕方ない結婚式」を、と願っているんです。

 

2度目の結婚式は

「ねぇ、なんか話が逸れてない?」 

「結婚式の思い出と、巡礼がどう関係あるの?」


 ここまで読み進めてくださった方の
そんな声が聞こえてきそうです(笑)

 

私も全然、関係ないって思っていました。
でも、そうじゃなかったんです。

 

 

「もう一度、結婚式を挙げたい」

 

そんな夢を抱いたものの、
ここでいう「結婚式」がどんなものなのか、ピンときていませんでした。

 

ただひとつ言えるのは、
2年前に挙げたような、いわゆる「結婚式」ではなくて、
もっと違う何か、ということ。

 

なんだろうな、なんだろうなと
想いを巡らせているなか、今回の巡礼に参加して、歩きながらピンときたんです。

 

「だんなさんの満願法要」や!

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私がしたいのは「共に喜び祝う」こと

 

以前にもお話ししたように

ありがとう巡礼では、京都の観音さまを祀る33ヶ寺を巡っています。

 

すべてのお寺にお参りをし、「満願」した後に
「満願法要」を迎えることができます。

 

私はまだ満願を迎えていないので、この法要がどんなものか、
よく(というか、全く)わかっていないけれど、
「これだ!」と思ってしまいました。

 

私は来年2月に満願を迎えますが、夫はまだです。

 

いつの日か迎える、
夫の満願法要を「2人の結婚式」として、2人で喜び祝いたい。

 

そう、「2人で喜び祝いたい」んです。
私たちにとって大切な結婚式を、私は心から楽しめなかった。
自分で自分に「おめでとう」と言ってあげられなかった。

それがとても悲しくて、
そこをもう一度、やり直したい。


今の私が、結婚式と同じくらい大切に思えること、
そしてあの時言えなかった「おめでとう」を言えると思えること、

それが「夫の満願法要」なんだと思います。

 

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夢への第一歩は 

 私の夢は夫からしたら、

「なんでやねん!」な話だと思います。

 

”妻からしつこく誘われていたから、仕方なく1回だけ行ってみようか、と行ってみたら、満願してくれ(つまり、あと4回は来てね。そのあとに満願法要もあるからね)”

 

と言われているわけですから。

 

そりゃあ「えー」ってなるよね。
困るよね。いやだよね。

そう思うと、夫に伝えるのことが億劫になりました。 

 

だけど、「共に歩く」とは「想いを伝え合うこと」
そう、答えを出したのは私なので、
とにかくまずは、想いをちゃんと伝えなくちゃと。

 

巡礼から帰って、夫に伝えたところ、
渋い顔をしてこう言いました。

 

「それは俺には難しい」

 

 

どうやら、ここからまた、
私たちは始めるようです。

 

夫が今回の巡礼に、重い腰をあげて来てくれたように、
その気になってくれる日を信じて、

 

私の夢を、想いを、
伝えて続けていこうと思います。

 

 

最後になりましたが、
今回、私の想いに付き合って、初参加してくれた旦那さん。
一緒に歩いてくれて、ありがとう。

 

そして、いつも支えてくれているみなさん。
一緒に歩いてくださって、ありがとう。