はじめての桜
緊急事態宣言から約2週間
予定通り5月6日以降は平和な日常が戻ると信じて、
この非日常を過ごしています。
我が家では、
旦那さんの仕事も、私のアルバイトも、娘の保育園もお休みになり、
家族3人の時間を楽しむ日々です。
「規則正しい生活」を心がけていて、
いつもと同じ時間に起きて、朝のうちに近所の公園に
散歩に行くのが日課になりました。
先日、桜がきれいに咲いていて、娘と見に行ってきました。
去年の今頃は、生まれたばかりの娘を連れ出すのが億劫で、
「見に行きたいな」
「けど行けないな」
と、家の目の前の公園に咲く桜をベランダから眺めていました。
そんな日のことを思い出しながら、
歩きはじめた娘の手をひいて見る桜は、
今までの人生で1番、美しく思えました。
「この1年、よく頑張った。」と
なんだか、誇らしい気持ちです。
これからも桜を見るたびに思いだすだろう、あの日々。
たった1年前なのに、もっともっと遠くに感じます。
ひとり戸惑い、悩み、泣いたことも、
小さい小さい娘の存在も、
改めて愛しく感じました。
娘にとって「はじめての桜」は、
どんな思い出になっているのかな。
私には知る由もないけれど、
娘の記憶の奥底を、温めていてくれたらうれしいなと思います。
「この1年、よく頑張った。」
来年もまた、そう思えるように。
今日からの私も、胸をはって暮らしていきます。
桜がきれいで、とてもうれしい。